http://kami.tudura.com 「神々の歳時記」  p126  (未定稿)


神々の歳時記  7月・中2 但し方位による
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7月・中2  ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ●○◎□◇■◆△▽▲▼☆★ 

●イベントや祭典と称する偽祭りが多い中で、昔から本物の祭りを続けて来た事例を此処に紹介し、併せてその縁起
の意味を解説し、方位から正当性を実証する。今月も一部、お祭り専門情報誌 月刊「わっしょい!」全国版http://
www.matsuri.or.jp/cgi-bin/wforumcgi/wforum.cgiメルマガ

及びhttp://www.kotobuki-p.co.jp/index2.html「ブッダワールド行事案内-7月」より一部引用・転載させて頂きました。

■各行事は別記のない限り新旧暦に関わらず2003年の例に以後毎年追加する形で示しています。ただ凡そ歳時記
には定例として固定されたものと月の暦で変わるものと星の曜日に従うものとの3種があります。このため開催日等の
詳細は主催者にお問合せ頂くか、各ホームページにて御確認下さい。尚、「星の暦」にも雑節・行事を載せています。

7月・中2 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ●○◎□◇■◆△▽▲▼☆★ 



7/16  


07海の日。 ■06-07-09薮入り・閻魔詣り(東京など)。  ■06-07-09賽日。 ■06-07-09盆送り火(東京など)。

★11十和田湖湖水まつり(〜17日:7月第3土曜日〜日曜日)【青森県十和田湖町】
■06-07塩釜みなと祭・・・・・・・宮城県塩釜市で7/16〜17日。

■08-09松島流灯会・・・・・・瑞厳寺(宮城県松島町) 
■08-09上沼お弥勒・・・・・・弥勒寺(宮城県)
 
■新潟・住吉神社?大祭・・・・・・新潟・塩沢町で7/14〜16日(8/1大阪の住吉南祭を参照、但し、此処から大阪の住
吉との方位は8/8になる)。

本庄・祇園祭・宵山・・・・・・埼玉、本八坂神社の祇園祭は普通、7/16〜17日であるが、此処では現在15日前後
の土日としている。神輿パレードとして20基を越える神輿が市内を巡行するが、八坂神社では「台町獅子舞」が奉納さ
れる。詳しくは「本庄まつり」http://cancun.poke1.jp/honjou/

方位から見れば1/15←→7/16の関係で日光の男体山(2484m)←→富士山(3776m)が位置しているが、何
故そうなのかの詳しい意味について筆者には分からない。

ただ前者は二荒山(大己貴命、田心姫命)、後者は浅間神社(木花咲耶姫、大己貴命)なので、憶測で言えば祇園祭
(午頭、スサノヲ)に見えるものの出雲信仰と富士講の接点にもあるので驚く。

■08-09盂蘭盆会(関東各地各宗13〜16日)。
■06-07-08-09閻魔詣(十王詣)・・・・・・関東各地閣魔堂・閻魔大斎日日<十王詣>(各地閻魔堂) 

■08-09鬼来迎・・・・・・地獄の様相を描いた盆の狂言仏教劇を行う。鬼舞ともいう。広済寺(千葉県光町)。
 
▲07浜降祭【神奈川県茅ヶ崎市、鶴嶺八幡宮・高座郡寒川町、寒川神社】・・・・・・両社ともご祭神は頼朝ではないが、
寒川(昔は薬王寺)の場合も頼朝の崇敬する神社だった。この日は頼朝の命日(今の1/18)の対極日(7/18)に当
たるので、頼朝を神として迎える意味の祭りと理解できる。

但し昔は茅ヶ崎の南湖の浜へ神輿が渡御したが、今は不明。因みに相模川に架かる湘南銀河大橋の西岸に八幡の
河原があるが、昔はこの辺りまで海だったろう。此処とすれば寒川神社(昔は薬王寺) からの方位は、途中の一ノ宮地
区を通って7/15日方位に当たる。

よってこの祭りも7/15だったが今は「海の日」に合わせて毎年変更する。とすれば、昔から氏子たちが浜へ降りて禊
ぎ、頼朝を神として海の彼方から迎える祭りとなり、其れが古来「寒川=方除」の神として遠近に知られた信仰が消えて
しまうのではないか。

但し05年は7/18日に神奈川・寒川町の寒川神社の「みそぎ」神事で、神輿が茅ヶ崎の南湖の浜へ神幸した。此れは略
真南に向うのであるからお盆行事ではなくて夏至の前の「夏越祓い」と判定できる(改暦の弊害であろう)。但し頼朝の
祭りと言う意味もある(7/18日を参照)。

何れにせよ途中、鶴ヶ嶺八幡神社の大門前で十数社の神輿の奉迎があり、一列となって祭場に向い、日の出に祭典
を行って還御する。

■郡上・盆踊り・・・・・岐阜・八幡町。7/16日の天王祭から9月上旬の「豊年祭」にかけて連日行われる。寛永年間に
藩主・遠藤但馬守が始めたと言われる。

■岐阜・神明・長良川祭・・・・・岐阜市・長良川の北詰の神明神社の祭り。鵜飼屋による面白い歌の船が見物船の中を
漕ぎ回る。
■07那古野・天王祭。

■08-09葛川安居・・・・・・葛川明王院(滋賀県)で7/16〜20日 

■06-07-08-09京都祇園祭・宵山・・・・・・・・・京都市東山区、八坂神社。元治元(1864)年6/5に池田屋事件が起こ
った。新撰組が突入した事件である。この日はグレゴリオ暦で7/8だったが、宵々山だったと言う。

とすれば山鉾巡行は旧暦6/8、西暦にして7/10に行われた事になる。
祇園祭  http://www.omatsuri.com/movie/gion.html 動画

■06-京都・松尾大社・御田(おんだ)祭・・・・・・・・。
■08-09水灯祭・・・・・・万福寺(京都府宇治市) 

■閻魔詣で・・・・・・白毫寺。詳しくは奈良市観光センター0742-22-3900

■06御所市(奈良)・カモツバのススキ提灯・・・・・・・秋田の8/3の「竿灯まつり」のように長い竹竿に提灯を並べて素手
で高く上げて巧みに操って2kmを練り歩き、境内では提灯隊などが競演する祭りを此処・鴨都波神社では「ススキ提
灯」と呼び、江戸時代から続けている。御所名物は此の頃、葛の水饅頭がある。

▼08天河弁財天社の宵宮・・・・・・奈良県天川村の天河神社0747-63-0558ご遷宮20年記念大祭・宵宮。19時から神
楽。20時から神曲奉納。
       
■阿麻美許曾(アマミコソ)神社の夏祭・・・・・・例祭日は10/16〜17、夏祭りは7/16〜17日であるが、参道の向きは6/
15日の方位に向いて800m伸びている(6/15を参照)。

■西宮・広田・探湯神事・・・・・・・西宮市・広田神社の探湯(くがたち)神事。早朝、斎竹二本を立てて注連縄を引き、そ
の下に三基の大祭を据えて斎火を焚いて湯を沸かす。

次に大襷(たすき)を掛けた巫女が湯釜に白米と清酒を振り注ぎ、御幣で湯をかき回してから奏楽に合わせて小笹(ゆ
たぶさ)を持って舞い、湯玉を前後左右に振り散らして天下泰平、五穀豊穣、氏子繁栄を唱えて舞い納める。

■08-09護法祭・・・・・・清水寺(岡山県) 
■08-09護法祭・・・・・・仏教寺(岡山県久米南町)

■06忠海祇園祭【広島県竹原市】
★06小倉祇園太鼓(7月第三金曜日〜日曜日)【福岡県北九州市小倉北区、八坂神社】

■帰省ラッシュの意味・・・・・日本列島は北緯36度の諏訪湖辺りを軸にして腰が折れてた形になっている。諏訪から石
狩に向かえば1/14方位になり、逆に石狩から諏訪に向かえば、この日7/16方位になる。

日本人はこのような対極の盆正月の時期になると、年末年始や薮入り、迎春、などとして休暇をとり、或いは東日本で
は盆の送り火となる。こうした色んな理由から古来、帰省する風習があった。

選りによって何故この混雑した時期に集団疎開のように帰省するのか不思議ですが、そうしなければ義理人情を欠くと
か、一人前の社会人ではないような錯覚にとらわれ、不安になったり、不思議な気分になって焦るのでしょうか。

だからこのシーズンは日本列島では大勢の人間が行き来する場となる。其れは観光旅行が目的であっても実は先祖
供養と祭りへの関与に繋がり、従ってこの方位を神と鬼とが行き来する事になり、結果として、日本人と列島とを元気
付けるエネルギーとなって来た(西日本については「8/14」を参照)。

■06-07-09国土交通デー。































旧暦・7/16  

▼薮入り。▼閻魔参り。陀羅尼菩薩、阿弥陀様の縁日。

▼松島・流燈祭・・・・・・宮城・松島町・瑞巌寺の盆行事で「水陸会」とも言う。大施餓鬼の法要であり、数多くの燈篭を松
島湾の海上に流す。此れを松島灯篭流しと言い、盆踊りや花火が有る。
























































7/17          ○◎□◇■◆△▽▲▼☆★
       
                  
■06箱根・大名行列・・・・・・・・箱根町。参勤交代で箱根関所を行き交った西国の20万石クラスの大名行列を再現した
もの。

■熱海・初島・鹿島祭・・・・・・・・鹿島神社の祭り。鯛の膳、鹿島踊り。
▲06浜降祭【神奈川県茅ヶ崎市、鶴嶺八幡宮・高座郡寒川町、寒川神社】

★11岳の幟(7月15日に近い日曜日)【長野県上田市別所温泉】
★09豊橋祇園祭(手筒花火)(〜19日:7月第3金曜日〜日曜日)【愛知県豊橋市、吉田神社】

◆倉掛神社・弘文天皇祭り・・・・・滋賀。
■08-09お札行事・・・・・・三井寺〔園城寺〕(滋賀・大津市) 

■06-07-08-09-11京都祇園祭・山鉾巡行・鷺舞神幸祭・・・・・・・京都市東山区・祇園の八坂神社はスサノヲノミコ
ト、クシイナダヒメ、ヤハシラノミコガミを祭る。八坂神社の歴史は平安建都の約150年前(斎明天皇2年=656)にス
サノヲノミコトを此処に祭った事に始まり、以来永く祇園社・感神院とも呼ばれた。

今も全国3000社の八坂分社の本社である。
例祭は6/15。因みに方位から見れば、八坂神社から6/15の方位に進めば一つの神社と寺院を突き抜けて八坂
の塔に至る。此処は法観寺とも言い、聖徳太子の創建とも言われている(「6/15日」を参照)。

尚、祇園祭は7/17がハイライトであるが、其れは盆行事であり、八坂神社から其の日の方位へ伸びる方位の「道し
るべ」が特に見当たらない。祇園祭は千年続く祭りであり、豪華絵巻とされる32基の山鉾が所定のコースを巡行する
にしては暦と方位が合致しないのは残念です。

この牛頭の神の素性については、インドの祇園精舎と言う説と共に新羅の牛頭山にあったのを姫路の広峰神社から京
都に遷したと言う由来もある。その由来を辿れば法道上人に始まる。彼はインドの仙人だったがある時シナから朝鮮に
飛んだ。そして日本のある山に辿り着いて法華山と名付けた。

また大化5(649)年、孝徳天皇に招かれて病を治し、翌白雉元年に寺を建てたのが法華山・一乗寺(加西市)であると
言う。0790-48-4000

法道上人はまた祇園精舎の牛頭天皇を連れて来たので近くに祭ったのが今の広峰神社であると言うが、吉備真備で
あるとの説も有る(11/15「広峰神社」を参照)。また藤原基経が感神院に精舎を建立し、或いは八坂郷に観慶寺(祇
園寺)に神殿一宇を建てて祭った。

こうした寺で次の六月の御霊会が行われた。インドの祇園精舎とは別に、牛頭の神は元々新羅の牛頭山にあり、次は
姫路の広峰神社から京都に移った。八坂神社は八坂氏の氏神の牛頭天王・婆利女・蛇毒気神を祭っていたとも言わ
れる。

其の辺りから「怨霊封じ」の勅会としたのがやがて京中の大祭となったもので、その後の974年に此処は奈良・興福寺
から離れて叡山の天台別院となり、6/14が御霊会、6/15が臨時祭となったと言う。何れにせよご祭神が西からや
って来たので西の楼門があるのだろうか。

此れは現在国宝になっているが、本殿と丸山公園の円墳状の丘とが楼門と直線上に並ぶ。その暦・方位は9/24.5
←→3/26であるが、広峰神社と八坂神社は9/11.5←→3/12.5方位であるから13日もズレて仕舞う。

では西楼門の先の9/24.5方位には何があるかと言えば、嵐山を越えて亀岡市の城跡に行き着く。此処は今、大本
教教団本部になっているが、全体の形は略この方位を主軸とした古墳形をしている。この区域を今も荒塚町と言う。と
すれば紛れもなく古墳だった。

ともあれ祇園祭が御霊会から始まり、今は古墳を守るように霊界物語を残した上田聖師の教団本部があると言うのも
何かの縁だろうか。八坂寺の歴史からは1400年の伝統と言う祇園祭は祇園会として昔は6/7の祭礼を御霊会・天王
祭・天下祭とも言った。

それが今は7/1から約1ケ月続くうち、7/16(宵山)〜24日がピークになる。因みに66本の山鉾は、昔の国の数に
相当する。また各々の山鉾に乗る稚児は神ではないが、神(貴族)に準じた五位の資格(昔は10万石の大名に匹敵)
を与えられる。

繰り返せば、この祭は祇園会と言う盆行事であり、八坂神社の神事ではなくて元は、八坂寺の仏教行事だった。早良
親王の祟りで天然痘が始まり、長岡京から此処・平安京へ遷都したものの、尚も怨霊に悩まされていた。要するに平安
京は平安と言うより寧ろ不安な怨霊の都だった。神泉苑で御霊会をして霊を鎮めたのが祇園祭の始まりとされる。

其れが一年がかりの盛大な行事になったのは見本市としての性格からであろう。例えば山鉾は全て渡来風の装飾品
や人形で飾られ、緞帳も、商売の「売り物」として商家の出し物だったろう。鉦や太鼓の鳴り物入りの、独特の祇園囃し
も賑やかに其れを知らせる宣伝活動の意味があり、町衆の洗練されたセンスも観客に支持された事だろう。

ただ、この日が祭りのハイライトであるにしても、方位の上では正体が分からず、暦の上でもまだ梅雨明け前のため、
どうしても例年、雨の中の巡行となるが、蒸し暑い中にも拘わらず京都の町衆の熱気で支え、良くぞ続けてくれたと思
う。

さて、八坂神社の例祭は元々7/17ではなくて6/15日であるから祇園祭の意味が盆行事と解釈する以外は謎なので、方
位から見た場合は、祇園祭の正体は、平安遷都のそもそもの理由である2人の方の為であったかも知れない。

1/11日と1/17日は光仁天皇とその母の高野新笠の命日であった。其の逆の時期の7/11-7/17日に其の方位に行列を
組んで向かったり山鉾を繰り出す事が光仁天皇と高野新笠の日迎えの祭りとなるからです。


■11京都・松尾大社・御田(おんだ)祭・・・・・・・・嵐山。田の虫よけ、五穀豊穣を祈願する神事。近隣から選ばれた3人
の女の子やその父親、神職、巫女が古式ゆかしい装束を着て行う。植女(うえめ)と呼ばれる女の子は、本殿の祭殿で
清められた早苗を手に持ち、父親の肩に乗って、野菜が供えられた拝殿の周りを3周する(2011朝日)。

細川ガラシャ夫人の命日・・・・・・明智光秀(7/12を参照)の娘。細川忠興に嫁ぎガラシャ夫人と言われた。忠興と2年
間の新婚生活を過ごした所が勝龍寺城(長岡京市)である。此処はまた父・光秀が山崎の合戦で前線基地として破れ
た城となり、しかも大徳寺から見て父の命日(旧暦の7/12)方位に当たる事となった。

彼女は慶長5(1600)年7/17に「散りぬべき時知りてこそ世の中の花も花なれ人も人なれ」の辞世の句を残してキリシタ
ンとして38歳で果てた。終焉の地は大阪・玉造。彼女の死は三成の信望を失わせ、同時に夫・忠興が家康の信を得る
事となる。

夫婦の墓は京都と熊本にあるが、彼女の祭りは現在、92年の城の再建以来、11月第二日曜日に毎年此処勝龍寺城
公園(075-952-1146)で「長岡京ガラシャ祭」として行われる。因みに彼女の子孫が先の細川首相である(06/6/24朝日
記事から一部引用)。

■07-08天河大辨財天社・例大祭・・・・・奈良県の奥地・天川村の大峰本宮・天河弁財天社・天河神社0747-63-0558
ご遷宮20年記念大祭。此の辺りは陸路は交通不便であるから、昔は祭りの時だけ船で集まったようだ。また鴨族の
「役の小角」に従った前鬼・後鬼の一族の拠点だったので、今でも節分祭には「福は内、鬼も内」と言う。

中でも此処は市杵島姫命と吉野坐神と熊野坐神を祭り、吉野修験のメッカであり、かつて琵琶山白飯寺と言った。例
大祭では以前は先ず7/14夕刻にみ弥山(奥宮)に登拝して御神火・御神水を戴いて来て、7/16日に宵宮、7/17日の
例大祭となった。詳しくはhttp://www.tenkawa-jinja.or.jp/top/index.html

先ず本山修験宗・聖護院門跡一行が採燈護摩(時には御神火大花火も)があり、大祭の後に格調の高い「神事能」と
「天川狂言」が奉納される。また其の方位には今でも来迎院(今は浄土宗か)が有る。尚、逆の時期の1/17日には牛王
宝印神符頒布祭りがあった。

08年は7/17日の09時から例大祭・神楽。11時から採燈大護摩供。13時から「殺生石」の観世能楽奉納。19時半から献
灯。20時から奉祝歌謡。以後7/18日に御開帳神事・音霊奉納。7/19日、7/20日太鼓・行者神楽・龍舞・獅子舞のインド
古典舞踊奉納。7/21日に民族楽器による神曲奉納。

そして最後の7/22日の後宴祭・神楽と三番三・地護摩奉修へと続く。
何れにせよ此処は琵琶湖の竹生島や安芸の宮島と共に日本三大弁天の一つであり、先の弥山(1915m)と言う神体
山がある。

尚、安芸の宮島にも弥山があり、例祭を管弦祭として旧暦の6/17日(西暦にすれば矢張りこの頃になる)に行っている
(6/17〜19日を参照)。さて天河弁天の方位から検証して見よう。天河弁天の西には古寺(来迎院)があり、其の背後
に古墳状の丘が7/17←→1/16日の方角に伸びている。

また其の前後には7/19日方位の和田地区の川べりに伊波田神社(式内・伊波田神)がある。@

■笛吹神社の夏祭り(奈良県新庄町)・・・・・・天照大神が天岩戸に隠れたときに笛を奏したと言われる天香具山の命を
祭った神社の夏祭り。

■07伊居太神社の夏祭・・・・・・・・大阪府池田市。
■07瓢箪(ひょうたん)山稲荷神社の夏祭・・・・・・・・東大阪市で7/17-18日。
■07高津宮の夏祭(氷室祭)・・・・・・・・大阪市中央区で7/17-18日。ございばの神饌。張り子の虎が知られる。

■住吉大社と宿院・・・・・・@大阪市・住吉大社と堺市の宿院とは1/16←→この日7/17の暦・方位関係になる。宿
院には住吉大社の頓宮になっているが、宿院とは神社名ではなくて神宮寺からの名前である。

昔は両社の間を神輿が通ったし、阪堺電鉄も此のラインを通っている。だが1704年に大和川の付け替え工事で此処
を新川が分断する事となり、今は住吉南祭(8/1)では遠里小野橋か大和橋を通るようになった。

祭りの時期も8/1に変わり、寂れてしまった(8/1大阪の住吉南祭を参照)。因みに1/16←→7/17の方位には
日本海←能登←金沢←敦賀市(気比神宮)←京都←住吉大社←根来寺→日高町→紀伊水道がある。 

■御霊神社の夏祭・・・・・・・・大阪市東区で祭神として天照大神と八幡神(応神天皇)、其れに鎌倉権五郎を祭る。昔
は6/16日に夜市で賑わい、6/17が例祭だったが、今は1/17に御弓神事、7/17に夏祭り、10/17に例祭、
12/7に「お火焚き」をする。

■08-09護摩大会式・・・・・・竜光寺不動尊(徳島県木屋平村)では剣山の山開きを兼ね、不動護摩を焚く修験道の行
事。
■07剣山神社・大祭・・・・・・約1800mの剣山山頂まで神輿を担ぎこむと言う奇祭。頂上近くに鍾乳洞があり、ソロモンの
秘宝やユダヤ12支族の「失われたアーク」が隠されたと言う話もある。アークとは聖櫃(ヒツ)、つまり神輿である。

★11忠海祇園祭(7月15日に近い日曜日)【広島県竹原市】
▼11管弦祭(旧暦6月17日)【広島県廿日市市宮島町】-----2011/7/17

■08-09幽霊祭(観音大祭)・・・・・・永福寺〔十七夜観音〕(山口県下関市観音崎町)
★09小倉祇園太鼓(〜19日:7月第3金曜日〜日曜日)【福岡県北九州市小倉北区、八坂神社】
 
■中津・祇園祭・・・・・・・・大分・中津市の八坂神社では7/17〜23日まで、神輿渡御、踊屋台、山車が出て賑わう。
大分県下では7/31日の宇佐神宮の神幸祭と共に二大夏祭りとうたわれた。

★06-07海の日・・・・・・明治天皇の九年の東北ご巡幸を記念して昭和16年に、続いて平成8年に国民の祝日に加えら
れた。06/7/17(火)。

★海上安全週間。

























































7/18 日


■青森・恐山大祭・・・・・・・・むつ市。恐山菩提寺で7/18日からある中で特に20〜24日まで行われる地蔵講を恐山
大祭と言う。此処は円仁が開き、或いは安達小佐丸が円仁を招いたとも言われる蓮華八葉の地勢の山であり、西の
比叡山、高野山と並んで日本三大霊場と言われる。

特にイタコ(巫女)がオシラ祭文を唱えて「口よせ」霊媒師として活躍する。
■11塩竃みなと祭(海の日)【宮城県塩釜市】

★09十和田湖湖水まつり(〜19日:7月第3土曜日〜日曜日)【青森県十和田湖町】

■08入谷鬼子母神朝顔市(〜20日)【東京都台東区下谷、真源寺】

■歴史動乱物語・・・・・・・・黒船来航時、龍馬は、幕府の動員命令により土佐藩士として、浦賀方面の防備にあたる。
しかし何事もなくペリーは去るが湾岸警備はその後も続けられる。嘉永6年(1853)の7月18日には、プチャーチン率
いるロシア艦隊が長崎に来航しアメリカと同等の要求を幕府にすることを長崎奉行に伝える。

これがため、龍馬も9月になっても、品川下屋敷に詰める。幕府は、譲位論者の水戸斉昭を参与にし、大船建造の禁
の解除、伊豆韮山代官である江川太郎左衛門などの人材登用、オランダに軍艦・鉄砲を注文、江戸湾に11ヶ所の砲
台を決定した(以上、メルマガ【なっとく歴史館】→  http://1rekisi.jpより引用)。

■11白浜海女まつり(〜19日)【千葉県南房総市】南房総白浜海女まつり  7月海の日と翌日 千葉県南房総市白浜町
http://www.omatsuri.com/movie/sirahama.html 動画

源 頼家の命日・・・・・・頼朝の長子で征夷大将軍。母・政子と北条時政の謀に対して彼は北条氏の討伐を策したが
露見して伊豆に流された。修善寺(静岡県)に幽閉され、元久元(1204)年7/18、時政のために弑せられた。年23
歳。政子は頼家の追福のために其処に指月堂を建立した。

今も修善寺は曹洞宗寺院として其の近くにある。無論近くに頼家の墓もある。ただ此処とすれば鶴岡八幡宮との暦・方
位が7/18ではなくて8/17←→2/15になってしまう。従って墓地を中心軸とするならば1/25方位で祭りをしなけ
ればならない。其処は鎌倉より西の小田原になるのです。

其処に酒匂(さかわ)の地名があり、昔は浜辺と言う地区があり、建久3(1192)年には福田寺と言うのがあった。頼
家は其の12年後に殺されたが、更に40年後の寛元2(1244)年正月25日に「走湯山御奉幣、入夜着、浜辺宿」の
記事が「東鑑」に見える。つまり40年間も北条氏は彼の御霊をこの浜辺宿で祭っていた事になる。

■11浜降祭(海の日)【神奈川県茅ヶ崎市、鶴嶺八幡宮・高座郡寒川町、寒川神社】
浜降祭 http://www.omatsuri.com/movie/hamaori.html 動画

■08豊橋祇園祭(手筒花火)・・・・・・・・・【愛知県豊橋市、吉田神社】(〜20日:7月第三金曜日〜日曜日)
■小浜・裸祭・・・・・・福井・小浜の広嶺神社の祭り。和船競漕が行われる。かつて小浜には酒井氏の水城があった名
残か。

★09御手洗祭(〜21日 : 土用の丑の日前後)【京都市左京区、下鴨神社】・・・・・・下鴨神社の「みたらし社」で「みたらし
祭り」が18日から21日の毎日朝の05:30-夜10:30まで。参拝者は池の中に入って燈明を上げ、上がってから御神水を戴
く。此れが古来、厄除けになると言われ、今では一般化した「みたらし団子」の語源も此処にあると言われる。

■07呉服神社・例祭・・・・・・・・大阪府・池田市。
■07河堀稲生神社の夏季大祭・・・・・・・・大阪市天王寺区。此処では河堀をコボレと読む。

■08-09観世音夏祭・・・・・・・滝谷不動尊(大阪府富田林市)弘法大師の開基で眼病に霊験があるといわれ、参詣者
も多い。

丹生都姫神社(天野大社)・神遷祭・夏祭り・・・・・・和歌山・旧かつらぎ町。和歌山県かつらぎ(紀ノ川)市上天野。旧
6/18日を今は7/18日として神遷祭・夏祭りをしている。因みに天野大社の例祭(秋祭り)は10/16日。毎月16日に月次、
2/17日に祈年祭。4/18日には春の大祭・花盛祭を復活した。

社殿は巽の高野山を背にして、北北西の岸和田市を向いている。境内の北隅に役小角を祀った宝殿と石の真言塔が
残されている。6/18日方位には大阪・和泉市槇尾山・施福寺があり、此の日はご神体を山伏が背負い、和泉山脈を行
をして巡り、そのご神体がお遷りになる祭りと言われる。

其の前後に酒殿神社や多治速姫神社(堺市)がある。但し酒殿神社は観光地としない為か市販の地図にはない。また
10/16例祭・秋祭りも、いわゆる「一の宮論争」などでおワタリを何度も中断し、今は楼門前で遥拝して以下省略としてい
る。


■08-09吉和踊・・・・・浄土寺(広島県尾道市) 
■08-09大祈祷会・・・・・・高越寺(徳島県山川町) 
■08-09とんかか踊・・・・・・・誓願寺(愛媛県) 

■11仙崎祇園祭り(〜25日)【山口県長門市、八坂神社】

★08-09-10小倉祇園太鼓・・・・・・・・【福岡県北九州市小倉北区、八坂神社】(〜20日:7月第3金曜日〜日曜日)。
92台の山車が練り歩く。

■08-09相良観音祭(熊本県)
■09勤労青少年の日。









































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■「神々の歳時記」の各項目のご理解には「366円暦」が必要です。円暦は別紙の「日読み1」http://toki.mikosi.com/
page044.htmlで公開していますが、其の実物を希望される方は末尾に従ってご請求下さい。

■尚、各行事は別記のない限り新旧暦に関わらず2003年の例に以後毎年06-07と追加する形で示していますので、
*開催日等の詳細には主催者にお問合せ頂くか、各ホームページにて御確認下さい。

■「神々の歳時記」に記した例は仮説ではなくて、太陽暦に重ねて古式祭による祭政一致を行っていた古からの日本
文化の原理です。其の具体例を今回、公開したものですが、海外への情報流失防止のため、特に「本文」については0
4/11月から「非公開」としました。

■@マークの付いた以下の部分が「非公開」部分です・・・・・・・@マーク以下には「地理・方位の具体例と其の意味や
暦との関係式」などの詳細を隠しています。この隠れた部分の資料をご希望の方は、「メールフォーム」または「掲示
板」からコンタクト下されば実費で郵送します。

■文中に誤記や間違いがありましたら、恐れ入りますが前項の方法で下記まで御一報賜れば幸いです。尚、参考文献
は巻末に記しました。  





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